2005年10月06日

舞台俳優の定義 -13歳のハローワーク公式サイトより-

舞台俳優とは、演劇やミュージカルなどの舞台に立ち、そこで何らかの報酬を受けとっている人のこと。劇団に所属していても、報酬がない場合は、舞台俳優ではなく、劇団員と呼ぶ。

中略

現在、日本には、数え切れないほどの劇団がある。そのなかで、公演で利益を出している劇団は数えるほどしかない。スポンサーを見つけたり、劇団をサポートする会員を募ったり、また自治体から支援を受けたりして、何とか演劇活動を続けているのが実情だ。そういう状況において、公演を行って、役者・俳優に、報酬を出すことができる劇団に、新規に加入するのは非常にむずかしい。研修所や専門学校で、あるいは独学で、基礎を学び、厳しいオーディションに合格して劇団に入り、さらに劇団のなかでの競争に勝って、実際に舞台に立ち、報酬を得ることのできる人のことを、ここでは「舞台俳優」と定義したい。

別の切り口では・・・

先鋭的で実験的な小規模の演劇というのは、基本的に近代化途上・激動期の社会のもので、成熟期においては不要となる。成熟期の演劇は、より洗練され、商業的なものにならざるを得ない。現代社会は、先鋭的な演劇を基本的に必要としていない。だが、劇団の数は異様なほど多いし、劇団員になろうという若者は後を絶たない。

それは、今の日本のような過渡期の社会では、「何をすればいいのかわからない」若者が多く発生し、充実感のある仕事を探すのが簡単ではないからだ。その演劇の質にかかわらず、仲間たちとともに稽古に汗を流しながら、1つの公演をやり遂げれば、とりあえずの充実感があるだろう。だがほとんどの場合、外部からの批判がなく、金銭がからむ興行的なリスクもないために、文化祭や学園祭やお祭りなどをやり終えたときの充実感と大して変わりがない。現代の劇団員のなかには、単に無意味な苦労をしているだけなのに、それを充実感だと思い違いしている若者も少なくない。商業主義とはまったく無縁の劇団に入るのは簡単で、電話をして、「そちらの劇団に入りたいんですが」といえばそれでOKという場合もある。ただ、劇団からの報酬はない。しかし、実は、劇団員のリスクは報酬がもらえないことではない。アルバイトをしながら劇団員を続ける若者が負うリスクとは、現実の社会で生きていくための、知識やスキルや人的ネットワークを得ることが非常にむずかしいということだ。閉鎖的な集団における自己満足には、警戒が必要である。

参考URL:
舞台俳優
http://www.13hw.com/job/02/02_07_01.html

劇団員
http://www.13hw.com/job/02/02_07_02.html
posted by 鈴木厚人 at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき手帖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。