2005年09月12日

小泉自民党の選挙CMから、劇団の広報戦略を学ぼう!

インターネットテレビの、ビデオニュース・ドットコムが、
「9・11選挙スペシャル・選挙CMにみる各党の本音」
というタイトルで、
今回の総選挙の各党の広報戦略について分析する番組を放送してます。
http://www.videonews.com/marugeki/233newmarugeki.html

有料ですが、500円ちょいなので、
興味がある人は、見てみると面白いと思います。
選挙と演劇というのは、
不特定多数の人を集めるという点で、
とてもよく似ているし、
政党と劇団も、ある目的をもった集団ということで言えば、
同じです。

その集団の在り方を対外的にどう広報するか、
今回、圧勝した、小泉首相のやり方を分析するのは、
少なからず、劇団にとってもプラスになるのではないでしょうか。

やや皮肉調に言えば、
政治に関心がない人が増えた以上に、
演劇に関心がない人が増えているわけで、
どうやって、劇場に観客を集めるのか、
劇場型選挙と呼ばれたものから、学んでもいいかなと思います。
posted by 鈴木厚人 at 22:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 演劇マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
鈴木さん、こんにちは。
選挙CMから演劇の広報戦略を学ぶというのは素晴らしいことですね。

さて、
> 政治に関心がない人が増えた以上に、
> 演劇に関心がない人が増えているわけで、
ということについて、できればそうお考えになる根拠を教えていただけませんか?例えば、何か具体的なデータがあるのでしょうか?

演劇に関心がない人が「増えてきている」と、現在進行形になっていることと、政治に関心がない人が増えた「以上に」、という点についても、なぜそう思われているのかが知りたいです。

私は「演劇に関心のある人」がこれから増えて行って欲しいと思っておりますので、鈴木さんが書かれている日本(首都圏?)の現状はとても残念です。できれば私も具体的にその実態を知りたいと思います。
Posted by しのぶ at 2005年09月13日 10:00
>しのぶ さん

コメントありがとうございます。
ご質問の件ですが、

> 政治に関心がない人が増えた以上に、
> 演劇に関心がない人が増えているわけで、

というのは、どちらかというと、
言葉のリズムの問題です。
現在進行形になっているのは、リズムですね。
これが"増えた"という表記であっても、
日本語の場合、現在完了形的意味を持つので、
その現在度合いを文章のリズムで強くした、
と捉えてください。
政治に関心がない人が増えた「以上に」、も、
同様です。

ただ、こうした言葉のレトリックや、
リズムの強化をしたくなったのは、私の中に、「演劇に関心のある人」と「ない人」の差が、
広くなってるという問題意識があるからです。
それに関しては、

劇団印象のお客はどんな芝居を見ているのか?(第1回)
http://inzou.seesaa.net/article/1945765.html
で、ちょっとだけ紹介しましたが、
データを取ってありますし、
折込チラシの弊害も大きいと思っています。

折込チラシの罪と罰
http://inzou.seesaa.net/article/927450.html

逆に質問ですが、
例えば、「演劇に関心のある人」というのは、
しのぶさんにとっては、
劇団四季しか見ない人も含むのでしょうか?
NODA−MAPしか見ない人も含むのでしょうか?
Posted by 鈴木厚人 at 2005年09月13日 19:26
鈴木さん

早速のお返事をありがとうございました。
言葉のリズムが原因だったということで、安心いたしました。

私は去年のぴあの発表にショックを受けたけれども↓
http://www.pia.co.jp/pia/release/2004/release_040707.html

今年、少しは安心したのです↓
http://www.pia.co.jp/pia/release/2005/release_05090503.html

Xrayというサイトの管理人の方がfringeの荻野さんにつっこまれて返事を書いた内容にもつながりますが、
http://fringe.jp/blog/archives/000253.html

紀伊國屋ホールに40人入っただけで自慢していた時代もあったので、そういう意味では演劇ファンは増えていると認識しています。
(決して楽観はしていませんよ〜)

劇団四季およびNODA MAPしか観ない人も「演劇に関心のある人」に含みます。テレビや映画で満足してもいいのに、わざわざチケットを買って劇場まで足を運ぶ気持ちがあるのですから、それは演劇ファンだと思っていいと思っています。それにしても演劇の収益の50%以上がミュージカルによるものだ、という事実には毎度のことながらショックを受けます。

>「演劇に関心のある人」と「ない人」の差が、
広くなってるという問題意識があるからです。

とのことですが、私の気持ちは逆かもしれません。「演劇なんてマイナーで、人生に何の関係もない!」と豪語しそうな知人(音楽関係)が、「今、(演劇界では)何が流行ってるの?」「テレビで放送されてるアレはどこの劇団の脚本家なの?」「今、面白い劇団ってどこ?」という質問が増えてきているからです。

テレビや映画で演劇が取り上げられる機会も(私の経験上)増えているので、関心は高まっているなぁと感じています。といってもこの5年ぐらいの経験をもとにした感想ですが(笑)。
Posted by しのぶ at 2005年09月14日 02:43
>しのぶ さん

再度のコメントありがとうございます。
ぴあのデータを見てて、思ったのですが、
やっぱり、観客動員数いきなり150%アップは、
しないよなあ、ということです。
毎年、3%ぐらい増やすことを積み重ねる。
そういうことが大事なのかな、と少し反省しました。

>それにしても演劇の収益の50%以上が
>ミュージカルによるものだ、という事実には
>毎度のことながらショックを受けます。

最近、頭の隅で考えていたことなのですが、
昔、中村勘九郎だった時の勘三郎さんが、
いい芝居を観た時に、
イギリスでは、Good Drama!と言い、
アメリカでは、Nice Show!と言う、
と話してたことがあって、
いい悪いは別にして、
この感覚の差を理解しておきたいと思ったんですね。

そうして、振り返ってみると、
僕の個人的な好みは別として、
演劇ファンでない人を観劇に誘う時には、
ある程度、Nice Show!の力が強いお芝居を、
僕は選んでいたと思うのです。

余談ですが、僕は、
ミュージカルがそんなに好きではありません。
でも、「マンマ・ミーア」の、一番最初に、
中年のおばさん3人で、
Dancing Queenを歌うところはすごく好きで、
一番最後の、みんなで手を振って、
Dancing Queenを歌うところはすごく嫌いでした。
今思えば、歌の中にDramaを感じたのと、
感じなかったのとの差なのかなと思います。
Posted by 鈴木厚人 at 2005年09月15日 12:41
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