2004年09月27日

「地方演劇にたいしたものはない」への反論

先日の「楽天・ライブドアに見る都市の演劇」というエントリーに対して、
印象のメンバーから反論があり、
いい機会なので本人に確認を取って載せることにしました。

-----櫻井拡子のメールより

気になったことがあるので、取り急ぎメールします。
さっき、ブログ、コメントを読んでいて思ったのですが、
ちょっとまずいかな。。。と。

「地方演劇にたいしたものはない」
というニュアンスのコメントがありましたが、
こんなに無知な意見をのせておくのは、どうかと思います。
仮にも劇団のHPなのに。

秋田や富山、仙台、水戸にはすばらしい芸術施設があって、
そこで活動している劇団は、東京にある劇団よりずっと
すばらしい団体がたくさんです。

そういう劇団をみたこともないまま、
「地方演劇」を否定するのは、間違いです。

個人の意見として、「私はそう思う」という書き方ならともかく、
私がブログを読んでいて受けた印象は、
「あんまりにも地方演劇を知らない人なんじゃないか」というものでした。

あくまでもこれは私個人の意見ですが、少し、書き込みに対して
「劇団」である以上、敏感になるべきだと思います。

-----

確かに私は、あまり地方の演劇を見たことがないのに、
「地方演劇にたいしたものはない」的なニュアンスで、書いていました。
それは、ちょっと、いや、かなり恥ずかしいことです。
すみません。

ただ、地方演劇は面白そうな感じがしない、とは思っています。
その原因は、地方演劇の情報がそもそも少ない、
もしくは、私の周辺まで届いてきてないからだと思うので、
これを読んだ方で、紹介してくださる方がいたら、是非、お願いします。
posted by 鈴木厚人 at 19:07| Comment(18) | TrackBack(1) | 演劇マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうですね、あまりに無知な印象でした。
私は横浜だってある意味地方だと認識していますから、自己否定なんじゃない?って思いました。
その意味においては今後東京の劇場以外ではやらないほうがいいのではないでしょうか?

演劇は生ものだから所詮どんなのいきがったとしても消えてゆくものだし、観客の記憶にしか残らないものです。
それゆえにその地方地方に根ざした文化がきっとあるんですよ。

音楽で考えたら簡単じゃないですか?
東京のメジャーレーベルだけが音楽ですか?
沖縄には沖縄の音楽があるのはご存じないですか?
大阪には大阪の音楽があるのはご存じないですか?
青森には青森の音楽があるのはご存じないですか?
長野県飯田市の彼女を知っていますか?
http://www.tatetakako.net/

メジャー映画だけが映画ですか?
ミニシアターはご覧になりませんか?

だったらあなたも自分でインディーズ劇団なんかやらずに、四季にでも東宝にでも入った方がいいのではないでしょうか?
もし劇団にノルマなどかがあって給料を払えていない以上はあなたのやってることも十分に地方都市のインディーズですよ?


福岡の演劇についてはここに詳しくあります。
http://forum.nifty.com/ftheater/sp/anri/index.htm
無知を恥じ、己のやってる身の程にあった発言をなされたほうがよろしいのではないでしょうか?

Posted by 観客です at 2004年09月27日 20:53
闘牛場は観客席に限る、だね。

私の場合、都市も地方も面白さは、
さほど変わりません。
おもしろいものは、おもしろい。

ここではマーケティング(経営の課題)が
議題になっているようですが、
その前段階のビジョンへの考察が抜けていれば、
マーケを考えても、ナンセンスかなと思います。
(経営は、)何よりビジョンありき、かな。

ここで言っている“地方”と“都市”は、
単純に活動の目的が違うと思うので、
それを同じ土俵で天秤に掛けるのは、
確かに筋が違うとは思います。

PS.(全く話は飛ぶが、)
グリーンデイの新しいアルバムは面白い。
一方で日本はロックが生まれにくい土地柄だと思う。
Posted by ふ at 2004年09月27日 22:02
九州:飛ぶ劇場
http://www.tobugeki.com/
北九州を拠点にシアタートラムや青山円形でもやってます。
Posted by nosu at 2004年09月27日 22:53
マーケ論に基づいてSTでの公演を選択されているんですか?
まさか、そうじゃないですよね?

横浜で競い合い切磋琢磨する相手はまさかエントロピーとかなのでしょうか?

どちらにしても身の丈を超えた戯言は表現者として天に唾する覚悟でやられてるのでしょうから問題はないですが、見る人はちゃんと見てますよ。
Posted by 観客です at 2004年09月27日 23:29
ものすごくベタな推薦で申し訳ないですが
東京以外の地域を拠点にしていて素晴らしい作品を
上演している(と自分としては感じた)劇団として
弘前劇場を紹介します。

来月、東京でも公演があります。
http://www.hirogeki.co.jp/stages/kenjigenso/index.htm

弘前劇場はあまりにも有名で(当然過ぎて)比べる
意味が無いですが、とりあえず東京周辺の学生劇団
とは全く比較にならない完成度を有する舞台です。

観客として観ている限りでは、そう思います。
Posted by R at 2004年09月28日 00:14
あ、つまり何を言いたかったかというと

自分の近くの友達がやっている舞台やマスレベルで
有名なひとの舞台だけ観ていてもおもしろい舞台は
見つけられないよ

ということです。


弘前劇場と学生劇団を比べるのはホント無意味でした・・・
すみません。
Posted by at 2004年09月28日 00:19
>観客です さん

そうですね。四季か東宝に入るという選択肢も考えてみます。松竹とかも。友人が宝塚で演出助手をやっているのですが、大手は大手で大変みたいですが。劇団の給料制に関しては、四年目をメドに導入できたらと思っていますが、具体的にどういうやり方がいいのか、今後考えていきたいと思います。


>ふ さん

経営とヴィジョンに関しての考察、というよりも、問題提起を、別の記事でしたいと思います。その際、また至らぬ点がございましたら、ご指摘ください。


>nosu さん

ホームページ、拝見させていただきました。東京公演が2005年の3月とのこと。是非、伺わせていただきます。他の劇団さんの公演情報などを載せるページも新たに作成しますので、詳細等が決まりましたら、トラックバック及び書き込みをいただけたらと思います。また、個人的にご連絡いただければ、記事として掲載させていただきます。
Posted by 鈴木厚人 at 2004年09月28日 00:19
自分、そこの人間じゃないので。
というか劇団やってるわけではないので。

東京国際フェスのリージョナルとかアゴラの・・・東京以外から参加の多い企画とかチェックしてると色々あたりますよ。
Posted by nosu at 2004年09月28日 01:31
>東京国際フェスのリージョナル
昨年はペピンが『神奈川県という地方の代表』で出たはずです。
Posted by 観客です at 2004年09月28日 06:08
私のメールからこんなにも波紋をよんでしまうとは。

ふさんの意見、もっともです。
地方と都市を(都内といったほうがよいでしょうか?)同じ天秤にかけてしまうのは間違いですね。
そこは私の軽率な発言でした。

なにはともあれ、言いたかったのは、知らないことをあたかも知ってるように書くのはまずいでしょう?ということでした。。。

でもこれで地方演劇へのみなさんの考察が伺えたのと、弘前とか・・・私の知らない地域の情報が思わぬ形で入手できたのはうれしかった。
ありがとうございます、みなさま☆
Posted by 拡子 at 2004年09月28日 09:07
たとえば「ラーメン激戦区にはうまいラーメン屋が多い」ということと、「激戦区にないラーメン屋はまずい」ってのは違うと思うんですよね。
鈴木氏がもともと言ってることって、言い換えればそういうことではないのですか?受け取るニュアンスの問題で(紘子嬢が問題にしてたのもニュアンスの話だし)。
だから俺は地方出身者だけれども、一説としてそんなには気にはなりませんでした。
映画好きとしてはメジャー映画とミニシアターを引き合いに出すのはそれこそまったくのお門違いのような気もするのでしょうけど、「観客です」さん、そこんとこどうでしょう。
Posted by 最所 at 2004年09月29日 00:17
映画についてはご指摘の通りですね。
それではもっとストレートに書きます。

私が気になったのは地方演劇の現状への『無知』と、自身が横浜という地方でやっている『無自覚』です。
そして入場料1500円*入場者350人という活動をされている人たちが、表現のビジョンや理想を語るのではなく、マーケ論を語る、その大学のゼミごっこみたいな子供っぽさです。
いっぱしのラーメンや気取りの学園祭のテニスサークルのラーメンブースの滑稽さといえば伝わりますか?
Posted by 観客です at 2004年09月29日 06:47
言葉が足りませんね。

ぺピンの石神さんやチェルフィッチュの岡田さんは、マーケ論で演劇をやっているのではなく、頑なまでにご自身の表現にこだわっているのがあらゆる文章などから伝わります。
特に岡田さんのブログなどをお読みになればその差は歴然で、最前世の評価を受けて地方公演もして、でもそこにはマーケ論のかけらもなく、己の表言論を深めてゆく岡田さんのその姿勢のほうが気持ちがいいです。『観客として』信用できるのです。

印象さんの第2回公演を拝見させていただきましたが、少なくとも現状の身の丈にあった文章ではなかったように感じたので指摘しました。違いますか??
その滑稽さが非常に良くある学生劇団のようで残念だったのです。

これを機会に観に行かないということはありません。
4年後の給料性を実現するようマーケ論ではなく、稽古場で頑張ってください。
『観客』が望むのはそれだけです。
Posted by 観客です at 2004年09月29日 07:02
>鈴木さんへ

ここまで書いてきたのでアンケートみたいな気持ちで最後に書きます。
ブログに表現の根幹を書くのではなく、表現は舞台上でのみやるということかもしれませんね。そういう覚悟であえてブログでは演劇マネージメント論を展開されてるのかもしれないとは思います。

今後もブログでは身の丈以上の演劇マネージメント論が展開されてもいいのだと思います、追いつけばいいだけですから。

是非とも来年からの下北進出を期待しています。
長々とすみませんでした、今後は客席から見守ります。
Posted by 観客です at 2004年09月29日 07:14
>観客です さん

早起きなんですね。
いろいろ議論が深まってよかったと思います。

次の芝居は、ペピンさんとも一緒にやるので、是非いらしてください。
Posted by 鈴木厚人 at 2004年09月29日 07:31
観客ですさん

今回こういう形で観客ですさんの意見を聞けたのはすごくいい機会になったんじゃないかと思います。
私は印象のメンバーの中では異色の、SFCではないところから参加しました。
他のメンバーが厚人さんの考えをどう思っているのかは知らないけれど、私は観客ですさんのおっしゃっているようなことを常々思っていました。
ただ、外部から入った人間だし、今回は(嘘月のときは)なにもいわずにおこう、と思っていたのであえて言及することはありませんでした。

でも、観客ですさんの意見を読んで反省しました。
私にできることなんてたかが知れているでしょうけど、厚人さんに協力していこうと思った以上、言わないといけない部分もあるな、と。
気づかせてくださってありがとうございました。
Posted by 拡子 at 2004年09月29日 12:27
関連アーティクルとコメント通読しました。
私の考えるところはfringe blogに書き、トラックバックいたしました。
Posted by 荻野達也 at 2004年09月29日 13:02
客席から見守りますとか書きましたが、目から鱗だったので最後にお礼と感想など。

荻野達也さんの文章読みました。
私が感じていた気持ちのモヤモヤは其処だったのですね、つまり、アーティストとプロデューサーということなんです。
いい悪いは別にして、私はアーティストの創った芝居を観たいんだというのがよくわかりました。私が信頼するのはアーティストなんです。それが自分でわかってよかったです。本当にありがとうございます。

地方という表現も鈴木さんの文章を読んでまったくの『無意識』に『無自覚』に使ってしまいました、でもこれは観客としてははじめて認識する概念だったので今後あらためますね。

受けてとしても自分を磨いてゆくいい機会になりました。本当にありがとうございました。皆様の今後の舞台表現を楽しみにしています。
Posted by 観客です at 2004年09月29日 13:43
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Excerpt: 慶應大学SFC出身の劇団印象を主宰する鈴木厚人氏が今月から始めたウェブログ「ゾウの猿芝居」にコメントの嵐が吹きまくり、1日半で15個も付きました。きっかけはここで鈴木氏が、 これは、私が東京出身だから..
Weblog: fringe blog
Tracked: 2004-09-29 12:45
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