2005年09月06日

助成金が身内内だけで回るという批判から始まって

すみません。月曜日に更新できませんでした。

今週と来週の劇団印象 vol.1
http://inzou.seesaa.net/article/5632175.html
というエントリーのコメントの中に、
「助成金は税金。身内内だけにその利益が回るのは納得できない。」
という意見があって、これに対しての反論はしたのですが、
演劇における公共性とは何か、
という議論の種を蒔いたほうがいいと思ったので、
遅ればせながら、エントリーを書いときます。

僕が考える、この場合の、公共性は、
つまり、演劇に対する助成金(税金)がどういう使われ方をすべきか、
ということで言えば、それは、
演劇ファン、もしくは、これから演劇ファンになる人にとっての、
観劇の選択肢を担保するために使われるべきだと思います。
つまり、横浜市の助成金であれば、
横浜市民が、より多くの演劇文化に触れる機会が"継続的に"ある、
ということが大切だと思います。
難しい言葉で言えば、
ケイパビリティー(選択の潜在能力)があることが重要です。

だから、助成金は、特定の劇団に助成されるよりも、
AAPAのような、
演劇そのものを作ろうとしているのではなく、
演劇創作のプラットフォームを作ろうとしている団体にこそ、
助成されるべきだという判断があったんだろうと思います。
決して、横浜市の休眠施設を使うということだけで、
助成金が下りたのだとは、僕は思いたくないですね。

さて、上記を踏まえた上で、僕はAAPAには、
ケイパビリティーを"継続的に"担保する義務があると思います。
コメントに即して言えば、それが事実かどうかは置いといて
SFC出身人脈で固めるのはよくないし、
毎回たった25人ずつにしか観せないのもよくないと思います。
まあ、会場を予約者のみにしかオープンにできないのは、
普段は、劇場として使われてない場所での公演なのでいいと思いますが。
(つまり、誰かの自宅で公演をやるというような場合に、
公開する必要はないという意味です。)

今回のAAPAに関しては、
僕がSFC出身で、甘いかもしれませんが、
そこまで、SFC人脈で固められてはいないと思いますし、
詳細は知りませんが、
他の団体にオファーをしたということもあったみたいだし。
ただ、SFC出身人脈で固めてるように見えることが問題なのかな。
印象としては、今後とも関わりたいけど、関わるなと言われてる気もしますね。

今回は、公共性とは何かなので、最後に、もう一度繰り返しますが、
僕が考える、演劇における公共性とは、
観客の観劇の選択肢を、"継続的に"担保することです。
posted by 鈴木厚人 at 20:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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