2005年07月20日

のび太くん文化論 -優しさという名のレンズの向こうに-

スターウォーズがブームですね。一部で。
実は、この波に完全に乗り遅れました。
つーか、僕はスターウォーズの旧三部作は大好きだったのですが、
それは、劇団印象の最所や加藤より好きな自信はあるのに、
(だって、スターウォーズの英語の台本、持ってるもん!)
新三部作を全く見てないので、今回のエピソード3?
見る気がしなくて、乗り遅れました。あああ。
というわけで、勝手に、のび太くんブームを作り上げることにします。

実は、前回の印象の空白というお芝居は、
のび太くんを意識して書いたところがあるのです。なんでかっていうと、
のび太くんって、ダースベイダーより魅力的なのです。僕にとっては。
そして、いきなり一般化しちゃうけど、
日本人みんな、のび太くん好きだと思うんです。
この魅力ってなんなんだろう?

のび太くん。あやとりができ、射撃の名人という以外は、
勉強もスポーツもまるで、ダメ。ダメ男の代名詞。
なぜ、こんな人間が魅力的なのか。
聞いた話ですが、欧米、特にヨーロッパでは、
のび太くんって人気が無いらしいです。誰が言ってたんだっけな?
なんでも、向こうの人は、
なんかあると、すぐ人(ドラえもん)に頼る、
ああいう個性の人間に共感できないらしい。

でも、日本だと、古くは、寅さんだってそうだし、
古畑任三郎の今泉くんもそうだし、最近だと、
電車男なんて、のび太くんエピソード2 野比家の逆襲って感じです。
ダメ男、愛されてます。なんでなんでしょう?

仮説ですが、僕は、日本語で優しいという漢字を優れていると読むことに、
このダメ男の魅力を解く鍵があるんじゃないかって思いました。つまり、
僕らは、優しさを、優れてるとみなす、文化を持っているんじゃないかと。
のび太くんの優しさは、百難隠す美徳ってことです。
でも、これっていいことばかりじゃない。
優しさに眼鏡をくもらせてちゃ見えないものもあると思うから。

ピューリュッツァー賞を取った写真に、
「ハゲワシと少女」という作品があって、
餓死寸前の少女とそれを狙うハゲワシを撮影したものなんだけど、
それが、賞を取った後、大激論になったことがあります。
写真を撮る余裕があったら、救いの手を差し伸べる事ができたのに、
自身の写真家としての立場を優先し非人道的であったって批判され、
そのカメラマンは自殺。

でも、カメラマンに賛成する意見もあって、
その少女一人を助けることよりも、
飢餓をその写真によって世界に伝えることのほうが、
多くの人間を助けられるんじゃないかっていう意見。

さらに、続きがあって、
一人の犠牲と一つの報道により、多くの人命を救うことが、
ジャーナリズムの本義だとしても、
例えば、その一人の犠牲が、自分の家族の誰かだったら、
恋人だったらと、議論は続いたのだそうです。

ちょっと、何が言いたいか、くもってきちゃったな。
次の公演、写真の話にするか、しないかで、ちょっと迷ってて、
写真の話にすると、ちょっとテーマ的になりそうで、
嫌だなあと思ってたりするんですよね。
しょうがないので、有名な台詞でお茶を濁しときます。


優しいだけじゃ生きられない。
でも、優しくなきゃ、生きてる意味がない。

フィリップ・マーロウ
posted by 鈴木厚人 at 02:10| Comment(3) | TrackBack(0) | つぶやき手帖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
またまた、生意気なこと言っちゃって。
ブームに乗り遅れるとか言ってる地点でわれわれジェダイにはかないませんよ。
ダークサイドに落ちるぞ!
Posted by 最所 at 2005年07月22日 11:55
この若輩者!

我輩は、就職活動しながら、
こんなにもフォースを鍛えていたんだぞ!
たかが、先行ロードショー行ったくらいで、
ジェダイを語るな!

http://www.inzou.com/naitei/
Posted by 鈴木厚人 at 2005年07月22日 17:13
あ、消してなかったんだ。これ。
今あらためて見ると中途半端さがぬぐえないな…。
帝国の逆襲はエピソードXだしね。
そこらへん時代に媚びてる感じが出てて、いやらしいわぁ。

ジェダイなら 時代に媚びるな 半端者!

ふぅ、平常心を乱されて最後字余りになっちまった。
まだまだ修行が足りんな。
Posted by 最所 at 2005年07月22日 23:28
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