2005年06月27日

空白・デジログからあなろぐ より転載

小劇場のお芝居を中心に、演劇レビューを書いている、
"デジログからあなろぐ"で、「空白」の劇評がアップされたようなので、
転載します。

空白は、演劇フリークには評判が悪かったと、
以前、コメントで書きましたが、そのことについての僕の考えも、
その内、アップしたいと思います。

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デジログからあなろぐ より
http://www.sf.cs.tuat.ac.jp/~yositosi/analog/archives/000432.html

劇団印象-indian elephant-の第4回公演「空白(そらしろ)」を江古田ストアハウスにて鑑賞してまいりました。
劇団プロフィールを観ると、最初の頃は言葉遊びを多用した舞台作りだったそうですが・・・最近は、言葉にこだわった「エッチで、ポップで、ドキュメンタリー」な芝居でオリジナリティーを確立すべく奮闘中とのこと。
実は、こちらの劇団の作・演出の鈴木厚人氏のブログ「ゾウの猿芝居」を知っていて、時に辛口で芝居を批評している方ですが、そういう芝居以外の情報を頼りに舞台を観に行くという事はなかなか無いので、ちょっと不思議な感じでした。

お芝居の方はというと、オリジナリティーはまだまだという感じ・・・言葉の使い方は面白くて、野田秀樹の言葉遊びとは全然違う意味でのセンスはところどころに。
比喩の使い方が独特という感じです・・・作家の方は、広告関係の仕事をしていたらしく、もしかしたらそのあたりの力量は培われているのではないでしょうか?コピーライタ的・・・。

そういう言葉の面白さが垣間見えるにも関わらず、全体的には弱さが目立つ。
オリジナリティーの追求中ということでしたが、個人的には言葉の面白さを中心に構築すれば、それはきっと独特なものになるような気がします。
反して、今回の作品は面白さも残しつつ、物語として正統なものになっていた。
しかし・・・同程度の物語は、世の中にいっぱいあるし、ハッキリ言ってしまって、今更演劇で消費する必要の無いタイプ。
演劇である事の価値というものを考え抜いて欲しいと思うのです。

ブログで書いている内容と舞台で表現される主張が、あまりにも乖離していてちょっとビックリしました。
もっと、作家の思想が組み込まれた作品になる筈と思っていたのですが・・・そうは簡単ではないようです。
posted by 鈴木厚人 at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 印象のNEWS! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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