2005年04月13日

浦島太郎あるいはレンタルワールド

4月12日

今、やっている映像の仕事が、DVDで納品なのだが、
家にレコーダーがないため、SFCで作業をする。
というわけで、久し振りに、湘南台のあの満員バスに乗った。
3年前は、その風景にいくつもの知り合いの顔が合ったのに、
新入生の笑い声で埋め尽くされた今日のバスの中では、
僕はまるで浦島太郎である。

SFCは丸2年で僕が存在していい世界ではなくなった。
ちょっと大袈裟かな。でも、考えてみれば、
大崎でも、東京でも、日本でも、そして、この地球でも、
あと150年もすれば、今生きている全ての人間が泡のように消える。
人口は増えているのだろうけど、今生きている人間は、
誰一人としてこの世界に存在していない。
人間の脳は、自己を中心に考えるようにプログラムされているから、
普段は全く気づかないのだけど、
本当に移りゆく風景は、街並みなどではなく僕ら自身なのだ。

この世界は、僕らが住むこの世界は、僕らの世界ではない。
それは、借り物の世界、ほんのちょっとの時間だけ借りている、
レンタルワールドでしかないのだ。
posted by 鈴木厚人 at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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