2006年08月02日

間宮兄弟 -平和ボケ日本のイノセンス-

昨日は、8月1日。映画サービスデーでした。
というわけで、仕事帰りに吉祥寺バウスシアターで、映画を見ました。
たすくのおすすめで、森田芳光が脚本・監督「間宮兄弟」です。
原作は、江國香織の小説「間宮兄弟」。
こっちは、たつろうがすすめてくれていて、
小説を読んでから、映画を見ました。

以下、多少のネタバレあり。

つーか、面白かった。
森田芳光って才能ありますね。
「家族ゲーム」は有名だけど、
郊外、団地、受験戦争、競争社会、一億総中流を、
ややグロテスクな視点で映画でいて、
漫画で言えば、岡崎京子的、平坦な戦場?
80年代の主要モチーフを感じさせる、不気味な映画でしたが、
そういうものが、一周回って、
イノセンスなものが出てきたという印象です。

悪く言えば、真性平和ボケ。
良く言えば、バブル後イノセンス。

でも、この映画は、きちんと一周回ってるんですよね。
ポツドール的なヒリヒリした感覚を、
きちんと感じ取れる繊細さを持ちながら、
ネガティブな方向に引っ張られない、
本当のイノセンスが現れていたと思います。
うーん、江國と森田ペア、恐るべし。
posted by 鈴木厚人 at 00:45| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なろ?小説もすごくよかったけれど、僕は明信の
「さーて、本でも読みながらだんだんと眠くなろう」って
台詞が加えられてたとこで、森田監督は繊細だと思った。
でも、平和ボケという言葉を無批判に使う人は信用ならないし、
本当のイノセンスという言葉はぼんやりとしている気がするよ。
Posted by ta at 2006年08月02日 11:14
無批判に使ってないよ、一周回ってるよ。
Posted by あつと at 2006年08月02日 14:07
そう。一周回っているって表現は面白いね。
三回も出てきたね。つまり三周回ったんだね。
なんか「良い意味で」と同じで有無を言わせない力があるね。
別にあげあしを取っているんじゃないよ。
Posted by ta at 2006年08月04日 15:25
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