2006年07月03日

友霊日記 その9(大きな悲しみと小さな喜び)

女優の一人が、脚本について、
弟が死んだことをこんなに悲しがってるのに、
その直後に、ちょっと嬉しいことがあったからって、
こんなにウキウキし出すのは、不自然じゃないですか?
と言いやがる。

ケッと思いながらも、反論できず、
「うん、ちょっと、考えてくるよ」とお茶を濁す。

で、家に帰って、記憶のデータベースに、
眠りながら、アクセスすると、
そういえば、ある女性が、
誰かが死んだ時に、おニューの、
きれいな刺繍の入ったチャイナドレス風の喪服、
新調して喜んでいた時があったっけ。

俺も、はじめて友達が死んで、
はじめておニューの喪服を買った時、なんだか嬉しかったんだよね。
で、喜び勇んで行ったお葬式で、ワンワン泣いてるんだよね。
ひどい話だよ。

大きな悲しみがあったって、ちょっと嬉しいことがあれば、
人は、笑っちゃったり、喜んじゃったり、するし、
大きな悲しみと小さな喜びは、両立する、と思うんだよね。
と言ったら、ちょっと納得してた。

本当にそうか?とも、思うんだけど。
posted by 鈴木厚人 at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 稽古場から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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