2004年12月28日

演劇好きになるために -blog寝言から全文引用-

ブログは演劇を変えるか?
というエントリーにトラックバックをいただきました。
演劇に興味を持ってない方から、
演劇に興味を持ってみたいと、具体的な提案をしていただいたようなので、
全文を引用して、紹介させていただきます。

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ブログは演劇を変えるか?
http://inzou.seesaa.net/article/1405780.html

う〜ん。
どうなんでしょ?ちょっと思ったことを書いてみます。

正直、現在ワタクシ演劇には興味ありません。
でも、演劇にアツイ人たちをみるとウラやましく思います。

なので、できれば、演劇ってものを好きになってみたい、みんなをアツくさせる演劇という
「文化」が与えてくれる楽しみをオレも享受したい、とは思っています。

ただ、そんなことを言うと「この劇は凄く面白いから、まず見に行ってみてよ」って
アドバイスを頂きそうですが、それはあんまし的を得た答えじゃないと思ってます。

だって、今はテレビなりインターネットなり、手軽なメディア、それにのるエンタテイメントが
目白押しです。そんな中、(自分にとって)面白いかどうかわからないものを、わざわざ会社早めに出て、あるいは、なけなしの休日をつかって、あ!その前に高い金払ってチケットちゃんと手配して、お誘いあわせの上、2時間なりの演劇を見に行くっていうは、結構ハードル高いです。

と、なると、どうすれば、このものぐさ兼演劇興味薄の人間が演劇を見てみる気になるのか?

う〜む。
たまにNHKとかで演劇の放送をやってるけど、あれはさすがに、その演劇が売りにしてる
臨場感なり刹那性がないので見る気がしないなぁ。
う〜ん。

まず一つに、演劇が目的じゃない演劇鑑賞っていうのはいい感じ。
たとえば、彼氏彼女に誘われて演劇を見に行く。これなら、あんま興味薄でも
デートの一環としてであれば、観にいく理由になると思います。

あるいは、演劇「批評」じゃなくて演劇「賞賛」メディアの充実。
批評ってその道の人たちが専門性の中で「あーだ、こーだ」いうものって特性が濃いけど、
それって興味薄の人間には、なにも意味がないんだよね。

「いかにその芝居がすばらしいか」ってことを延々語ってくれてるメディア、
できれば、体系的な話とか、裏話的なウンチクを豊富に前向きに語ってくれるメディア
があれば、そのキラキラ感に触発されて見に行きたい動機を生んでくれると思うのさ。

そう思うのは理由があって、タワーレコードが発行してるBounceってフリーペーパーが
あるんだけど、この雑誌ではそれぞれのジャンルを良く知ってるひとが、
ウンチク等を絡め各CDを賞賛してます。そもそもレコード屋が書いてるので
悪いことはあんまり書いてません。
ワタクシこの雑誌大好きで高校時代は毎月集めてました。

「だって、そもそもエンタテイメントなんだから、あんまネガティブなことは聞きたくないし、
作品の評価は最終的には自分で決めればいいことじゃない。まずはイイことから
入っていく形をとって間口を広げようよ」ってコンセプトに共感しました。

この雑誌のおかげで、ワタクシもちょっとブラジリアン聴いてみたりしました。
そういえば、大学のときDrum'n Baseが流行りだしたころに、AphexとかSquere Pusherとか
聴いてみたりする糸口になったのもこの雑誌のおかげです。
月刊誌ということでタイムリーというか同時代性も感じられる良いメディアでした。


まぁ、そういうわけで、是非とも、
 1.演劇を見るという目的以外での演劇鑑賞の機会づくり
 2.演劇ウンチク前向きメディア
このあたりを充実させて欲しいなぁ、というのが演劇興味薄ピーポーからの意思表明です。

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引用先(寝言)
http://blog.drecom.jp/suexgogo/archive/166
posted by 鈴木厚人 at 02:25| Comment(5) | TrackBack(0) | 演劇マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
上記のblog寝言に対して、コメントしている
ブログを見つけたので紹介します。

tanise-etc
http://t-etc.net/blog/archives/000460.html
Posted by 鈴木厚人 at 2004年12月29日 10:37
TBどうもです。
この件とは少し離れますが、ちょっと前にあった「地域」云々に関連して、面白いプロジェクトがあるのでご紹介したく。
http://www4.kiwi-us.com/%7Ekurasako/
『昏睡』は「創作ネットワーク委員会」の主催です。
Posted by たにせみき at 2004年12月30日 04:06
>たにせみき さま

コメントありがとうございます。
『昏睡』のホームページを見させていただきました。
ただ、ホームページを見た限りでは、
面白いと思えませんでした。

例えば、
<創作ネットワーク委員会からご挨拶>ですが、
具体的には、何をやってるのか全然わからないんです。
建前論に終始していて、中身が見えてこない。
ここでいう中身とは何か?

「各地域を代表する演劇人が協力して一本の作品を創り、全国へと発信すること」
は非常に"正しい"理念だと思います。
でも、それぞれが"正しい"と思っていることが、
ぶつかってしまうのが人間の集団です。
5つの劇団のぞれぞれの理念を、
どう摺り合わせているのかを、見たいと思います。
そして、それが作品にどう波及するのかも。

作品的なクオリティーとは別に、
どういう情報開示をしていくかの設計を、
もっと考えるべきだと思いました。
本当に偉そうですね、私。
Posted by 鈴木厚人 at 2004年12月30日 12:39
そうですね、これから獲得する「観客向け」じゃないきらいは感じますね。
多分、理念を摺り合わせた一種の中庸としての文体になっているのと、この企画を進めるために関係各所から獲得しないといけない「信用」をまず念頭にしたのじゃないかと思います。

「観客向け」に関しては、コメントをお伝えしておきます。
ただ、この場合、「ふーん、こういう成り立ちの企画で果たして面白く仕上がるのか観てやろう」という動機でも観劇の1歩としてはアリな気もしてます。
あくまで「アリ」な範囲ですが。
では。
Posted by たにせみき at 2004年12月31日 17:03
>たにせみき

コメントありがとうございます。
レス、遅くなってしまいすみません。

要は、誰に向けてのメッセージなのかが、
大切なんじゃないかと、最近思っています。
新規開拓だけでなく、
今ついてる観客を掘り下げて、
より好きになってもらうってことも、
大事ですもんね。バランスは難しいですが。

関係ないですが、
「飛ぶ劇場」って素敵なネーミングですね。
Posted by 鈴木厚人 at 2005年01月04日 02:02
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