(おかしな二人だけは、読んだことがあった)
ニール・サイモンを読んでます。
これが、本当に面白くて、しかも、とても勉強になる。
やや僭越ながら、自分が「空白」でやろうしていたことの教科書が、
ここにあったという感じ。
脚本で大事なのは、
登場人物がそれぞれの役割を正確に果たしている、ことです。
物語の筋を、お客さんに気づかれることなく、スムーズに運ぶということ。
ただ、その物語の世界が、芝居が始まる前から存在し、
そして、終わったも続いてるんだと、感じさせるには、
それだけじゃなけ物足りなくて、
キャラクターの台詞や仕草から、芝居の外側の世界を創り出し、
感じさなきゃいけない。
ニール・サイモンの書く話は、都会の、日常の、人情喜劇で、
ある意味、大きな事件はなく、普通の物語ですが、
キャラクターの造形がとてもうまいし、
空間の設定も、とてもうまい。
場所が、ただのマンションの一室でも、
エレベーターが壊れてて、しかも階段が急で、
だから、部屋に来る人は、みんな息を切らしていたり、
あと、よく使ってるのが、階の上か下に、美人が住んでるとか。
アイディアを一乗せすると、
普通の場所でも、充分、面白い場所に変わる。
とても、工夫しているのがわかります。
大いに真似させていただきたいと思います。
それとさ、河童のビデオ、
渋谷のツタヤにも、五反田のツタヤにも、
ないんだけど。
探し方が悪いのかな?
出演者って、陣内以外に誰が出てる?